統計データ:令和2年(1月~12月)道内の食中毒発生状況から引用
出典:【北海道保健福祉部健康安全局食品衛生課】
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/fs/2/7/6/3/3/8/4/_/R2_syokutyudokuhasseijoukyou.pdf
1 アニサキスによる食中毒について
令和2年の食中毒発生件数は113件(患者数339名)、その内、アニサキスが原因 となった食中毒は80件(患者数82名)と、原因物質は全体の約71%を占めていまし た。
アニサキスが寄生した魚介類を生で食べると、生きたままヒトの胃や腸壁に侵入して、 激しい腹痛などを引き起こします。
目視確認や冷凍・加熱など適切な取扱いが予防に有効です。
【厚生労働省(アニサキスによる食中毒を予防しましょう)外部サイトへリンク】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000042953.html
【北海道保健福祉部健康安全局食品衛生課(アニサキス類の食中毒について) 外部サイトへリ ンク】
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/fs/2/7/6/3/3/9/1/_/h29anisakisu.pdf
2 ノロウイルスによる食中毒について
令和2年の食中毒発生件数は113件(患者数339名)、その内、ノロウイルスが原 因となった食中毒は3件でしたが、患者数は110名と全体の約32%を占めていました。
ノロウイルスによる食中毒は調理従事者の健康管理や適切な手洗い、塩素系消毒剤等 を用いた消毒が予防に有効です。
なお、アルコールによる消毒は、効果が期待できないことに留意しましょう。
【北海道保健福祉部健康安全局食品衛生課(ノロウイルスによる感染症・食中毒を予防しまし ょう)外部サイトへリンク】
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/fs/2/2/9/1/7/5/1/_/noro-riihuretto.pdf
3 カンピロバクター属菌による食中毒について
和2年の食中毒発生件数は113件(患者数 3.39名)、その内、カンピロバクター属菌が原因となった食中毒は22件(約19%)、患者数は77名(約23%)と、件数、 患者数も多い状況でした。
カンピロバクター属菌による食中毒は、鶏肉等の生食や加熱不足が原因の一つとされ ていることから、食品の衛生的な取扱いや十分な加熱が予防に有効です。
【厚生労働省(カンピロバクター食中毒予防について(Q&A)) 外部サイトへリンク】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000126281.html