北海道食品ロス削減推進条例について

 食品ロスの削減は、「食育に対する理解促進」、「温室効果ガス排出抑制によるSDGsの達成」や「我が国の食料安全保障の確保」につながる重要な取組みの観点から、北海道議員提案の基、令和7年3月18日、「北海道食品ロス削減推進条例」が制定されました。

 北海道では、本条例に基づき、これまでも取組んできた、「どさんこ愛食食べきり運動」や「どさんこ食べきり協力店」制度の拡大を進めるなど、食品ロス削減に向けた取組を総合的かつ計画的に進めることとしています。

 生活衛生関係営業者は元より、消費者等の皆さまにおかれましても、飲食店での適量注文や家庭での食材の管理など、一人ひとりがそれぞれの立場で食品ロス削減に向けた行動をお願いいたします。

北海道食品ロス削減推進条例

前 文

 我が国において、国民運動として食品ロスの削減を推進するため、食品ロスの削減の推進に関する法律等が制定されたことを踏まえ、道では、北海道食品ロス削減推進計画を令和3年3月に策定し、食品ロス削減の取組を進めてきた中で、近年、世界的な食料の安定供給リスクの高まりに加え、原油や肥料等農業生産資材の価格高騰など、我が国の食料をめぐる情勢は大きく変化している。

 こうした状況を踏まえ、我が国最大の食料供給地域である本道にとって、食品ロスの削減は、食育に対する理解促進、エネルギー消費量の削減等による温室効果ガス排出抑制によるSDGsの達成や、平時を含め不測の事態における我が国の食料安全保障(良質な食料が合理的な価格で安定的に供給され、かつ、国民一人一人がこれを入手できる状態をいう。)の確保にもつながる重要な取組である。

 こうしたことから、食品ロスの削減を取り進めるに当たっては、食品の製造、加工、卸売若しくは小売又は食事の提供を行う事業者及び農林漁業者並びにこれらの者がそれぞれ組織する団体、消費者、関係機関及び関係団体等、様々な道民等が一体となった理解と行動が重要であり、道民運動として推進していくため、この条例を制定する。

【「北海道食品ロス削減推進条例」 は北海道農政部外部サイトへのリンク】

https://www.pref.hokkaido.lg.jp/fs/1/1/5/9/6/4/3/3/_/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E9%A3%9F%E5%93%81%E3%83%AD%E3%82%B9%E5%89%8A%E6%B8%9B%E6%8E%A8%E9%80%B2%E6%9D%A1%E4%BE%8B.pdf

「北海道食品ロス削減推進条例周知用ポスター」

【食育・食品ロス等の関係は北海道農政部外部サイトへのリンク】

https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/shs/